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「Local Station Flat」第13回キッズデザイン賞を受賞

長崎県諫早市福田地区の田園風景が広がる地域に建つ知的障害者支援施設で、4つの支援事業、法人本部、多目的ホールからなる建築である。その一部である児童発達支援及び放課後等デイサービスにおいて、多くの児童発達支援施設は障害の特性や気分、感情の起伏に合わせて居場所を選択する余地がなく、落ち着けるような空間がないため、自身の感情との付き合い方やコントロールがうまくいかないという課題を踏まえて、児童がその日の気分や感情に合わせて選べる空間を設けることで日常生活能力と社会適応力を養うことを提案した。

大きなワンルームには、リラックスできる掘り込まれたクッションルーム、デスクのあるスタディルーム、畳のある和室、コンクリートのタタキのワークルームなど大小様々な居場所を好きに選べることで、子ども達の好奇心と創造性を育む空間構成としている。前面道路に面して地域に開かれた空間にすることで、地域の人々との交流を通して相互理解を深めることを目標としている。